アメリカ映画にみる矯正事情 その1

アメリカ映画にみる矯正事情 その1

アメリカ人は、子供の頃に必ず矯正をして、白くて綺麗な歯を維持するために、虫歯が無くても定期的に歯科医院に通います。

歯並びが悪かったり歯が汚かったりする人は、育ちが悪く教養が無いとみなされてしまうからです。

例えば、1995年に公開された子供向けのアニメ映画「トイ・ストーリー」に登場する隣の家にすむシド・フィリップス。とんでもなく凸凹な歯並びで、汚い歯をしていて、主人公のおもちゃ達をいじめる悪役として強烈なインパクトがあります。インビザラインコラム

日本では、八重歯がチャームポイントだと言うアイドルもいたりしますが、欧米では、八重歯はドラキュラのイメージ結びついて、特に嫌われます。

アメリカでは、矯正治療は子どもたちにとって身近な存在なので、子ども向けのディズニー映画にも、矯正をした子どもが登場します。ただ、1999年にはインビザライン矯正も誕生し、マウスピース矯正という選択肢がある中で、アメリカでもワイヤー矯正のイメージはあまりよいものではなくなってきている様です。

例えば、2003年に公開された映画「ファインディング・ニモ」に登場する歯科医の娘ドーラは、とても目立つワイヤー矯正をしていて意地悪さが強調されています。

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これらの映画は、日本でも公開されて大人気となりました。この映画を見た日本の子ども達も、歯並びが悪かったり歯が汚かったりする人は悪い人で、ワイヤー矯正もあまり印象が良いものではないというメージが植えつけられたに違いありません。

ワイヤー矯正で、ドーラの歯並びが綺麗に治ったら、診療室の熱帯魚を可愛がる優しい女の子になってくれることを祈ります。

 アメリカ映画にみる矯正事情 その2に続く…

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