インビザライン矯正のマウスピースを虫歯予防に活用!

インビザライン矯正のマウスピースを虫歯予防に活用!

虫歯予防のメカニズムとフッ素

矯正治療中は、特に虫歯や歯周病に気を付けなければなりません。従来のワイヤー矯正では、ワイヤーやブラケットのまわりの磨き残しによって虫歯や歯周病になるリスクが高まります。インビザライン矯正なら、マウスピースを取り外して歯磨きをすることが出来るので、虫歯のリスクは矯正前とほとんどかわりません。とはいっても、普段から虫歯や歯周病のリスクがあるように、矯正前と同じ様に、虫歯や歯周病に気を付けなければなりません。

甘い物に限らず、食べ物や飲み物を口に入れることによって、歯は一時的に溶け、唾液に含まれるミネラルによって修復する再石灰化を繰り返しています。

再石灰化は唾液によって促進されますが、就寝時には唾液の分泌量が減るために、寝ている間は歯の再石灰化がされにくいため虫歯になりやすくなります。

歯科治療で虫歯予防に用いられるフッ素は、唾液中のカルシウムが歯に付着するサポートをして再石灰化の促進し、歯を強くします。この再石灰化を促進する効果が、虫歯予防につながります。またフッ素は、虫歯菌から作られる酸の生成を抑制します。

虫歯予防のためには、就寝前は丁寧に歯磨きをして、歯が溶け出さないような口腔内の環境を作ることが大切です。

虫歯予防にインビザライン矯正のマウスピースを活用!

インビザラインで矯正治療に用いるマウスピースは、歯とマウスピースの間に、わずかな隙間ができます。この隙間を利用して、マウスピースの内側に少量のフッ素ジェルを塗ってから、マウスピースを装着することで、マウスピースを虫歯予防に活用することができます。

インビザライン矯正の治療中は、食後に歯磨きをしてマウスピースを装着します。一日20時間を目標にマウスピースを装着するので、歯磨き時だけのフッ素塗布と比べて、長い時間フッ素を歯に塗布しておくことができるので、マウスピースを用いたインビザライン矯正ならではの一石二鳥の虫歯予防方法です。

マウスピースをつけていると間食ができないので、さらに虫歯予防効果が高まります。マウスピースをはめていることは不便な様で、実は歯のためにはとても良いことがたくさんあるのです。

インビザライン矯正治療中は、昼間は毎回フッ素ジェルを塗布するのが大変な場合でも、就寝時は是非、フッ素ジェルを塗布して虫歯を予防しながらお休み下さい。

矯正治療が終了しリテーナーをお使いの方も、同じ様にリテーナーの内側にフッ素ジェルを塗ることで、虫歯予防効果が期待できます。
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